ミュージカル『タイタニック』- TITANIC the musical 公演詳細・キャスト・あらすじ

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3月19日、ミュージカル『タイタニック』の新ビジュアルが公開されました。
それとともに配役も発表されました。
それまで出演者は発表されていましたが配役が発表されていなかったため、誰がどの役を演じるのかみなさんもいろいろと想像されていたのではないでしょうか。
今回発表された配役は予想通りだったでしょうか?








タイタニック - TITANIC the musical ってどんなミュージカル?


『タイタニック』といえば大ヒットした映画『タイタニック』を思い浮かべる方が多いでしょうが映画とはまったく別物です。
まったく別物なので船の舳先でのあの有名なシーンもありません。

ミュージカル『タイタニック』は1997年4月23日初演。
1997年度トニー賞、最優秀ミュージカル作品賞、最優秀ミュージカル脚本賞、最優秀作詞作曲賞、最優秀ミュージカル装置デザイン賞、最優秀編曲賞の5部門を受賞しました。

映画は史実をもとに壮大なスケールで描かれたラブストーリーであるのに対し、ミュージカルは史実をもとにして作られた歴史劇であり、重大事件に遭遇した人間を丁寧に描いた群像劇です。
登場人物はすべて実在の人物か実在の人物がベースとなっています。

タイタニックの悲劇というよりも、悲劇に見舞われた人間がどのように行動するのかを徹底して描いた人間の物語です。
タイタニック号が後景へと下がり、登場人物がぐっと前にせり上がり、人や人生について深く考えさせられる作品になっています。
新演出版はトム・サザーランドの最高傑作と言っていいでしょう。



キャスト


トーマス・アンドリュース(タイタニック号の設計士):加藤和樹

E・J・スミス(タイタニック号の船長):鈴木壮麻

ウィリアム・マードック(一等航海士):津田英佑

ハロルド・ブライド (二等通信士):上口耕平

フレデリック・バレット (ボイラー係):藤岡正明

チャールズ・ライトーラー(二等航海士):小野田龍之介

ウォーレス・ハートリー (タイタニック号に乗船した楽士団のバンドマスター):木内健人

ベルボーイ:百名ヒロキ

フレデリック・フリート(見張り役):吉田広大

ヘンリー・エッチス(一等船客の客室係):戸井勝海

J・ブルース・イスメイ(タイタニック号の船主):石川 禅

イシドール・ストラウス(一等船客のアメリカ人実業家):佐山陽規

アイダ・ストラウス(イシドール・ストラウスの妻):安寿ミラ

チャールズ・クラーク(ジャーナリスト志望の二等船客):相葉裕樹

キャロライン・ネビル(チャールズ・クラークの婚約者・二等船客):菊地美香

エドガー・ビーン(金物屋店主・二等船客):栗原英雄

アリス・ビーン (エドガー・ビーンの妻・二等船客):霧矢大夢

ジム・ファレル (アイルランド移民の三等船客):渡辺大輔

ケイト・マクゴーワン(メイド志望・三等船客):小南満佑子

ケイト・マーフィー(教師志望・三等船客):屋比久知奈

ケイト・ムリンズ(お針子志望・三等船客):豊原江理佳


あらすじ


タイタニックの船主J・ブルース・イスメイは、未曽有の沈没事故の責任を問う裁判の席で、人類がこれまで築き上げてきた偉大な建造物の数々に思いを馳せる。かつては作成不可能と思われた豪華客船RMS タイタニックは、その中でもすべてを凌駕するものだった。

サウスハンプトンの波止場に到着した機関士フレッド・バレットは、タイタニックのあまりの素晴らしさに驚嘆する。そこで彼は、見張り係フレドリック・フリートと無線係ハロルド・ブライドに出会う。「夢の船」を前にして驚きの声を上げる三人。やがて一等航海士マードックと二等航海士ライトーラーを始めとする船員たちも到着し、その中にタイタニックの船主イスメイと設計者トーマス・アンドリュースと船長E・J・スミスの姿がある。この「世界最大の可動物」を前に、それに関わっている自分たちを祝福し合う三人。

この続きは公式サイトをご覧ください。
http://www.umegei.com/titanic-musical/about/

『タイタニック』はこれで4回目の公演ですが前回と同じ演出になるとは限りません。
トム・サザーランド氏はたびたび演出を変えることで有名です。
前回の最初にズーンと落として荘厳なオープニングをスタートさせる演出はさすがでしたが、今回も同じ演出になるかは今のところ不明です。

タイタニック - TITANIC the musical のおすすめポイント


『タイタニック』は楽しいミュージカルではありませんが観劇後に観て良かったと思える数少ないミュージカルの一つです。
「ああ、おもしろかった」では終わりではない、何度でも反芻して考えたくなる作品です。

どっぷりと没入できるドラマチックな音楽




人物紹介も兼ねたオープニングはかなりドラマチック。
オープニングは実に14分あまりにも達しますが冗長に感じられることはなく世界最大の可動物で航海に出る喜びにあふれています。

同じようなメロディが繰り返されるとこぼす観客がいないわけではありませんが、違う場面・違うニュアンスで歌い継がれラストで再び同じメロディが流れた時には涙なしに聴くことができません。

昨年11月から今年2月まで行われた韓国公演では、2階にも通路が張り巡らされ、上からも横からも歌声で取り囲まれる体験ができました。
舞台セットの勝利といったところでしょうか。

ただ、日本ではこれほど大掛かりなセットを用意するのは難しいでしょう。
しかし、歌唱力に定評のあるキャストがこれだけ揃っていれば大丈夫です。
どのカンパニーにも負けないまるで降り注ぐかのようなハーモニーを堪能することができるでしょう。



一人一人にフォーカスがあてられた人間ドラマ


先ほども書いたとおり、『タイタニック』は思いがけず重大事件に遭遇した人間を丁寧に描いた群像劇です。

一応の主演はアンドリュースですが、主演・助演の区別なく一人一人にフォーカスがあてられています。
まるで一人一人が主人公といったところでしょうか。
乗客はアメリカに行ってジャーナリストになる、メイドや教師、お針子になるなど、全員が夢と希望を持ってタイタニックに乗船します。
乗組員も同様に当時世界最大の豪華客船に乗り組む喜びにあふれています。
そこに降りかかった悲劇にどう対処するのか、どう行動するのか、、
観ているうちにきっと自分自身を投影できる人物を見つけることができるでしょう。

主演のアンドリュースも良いのですが、スミス船長やブライドもなかなか良いんですよ。
ラストのストラウス夫妻にも泣かされます。

『グランドホテル』など群像劇がお好きな方はきっとハマることでしょう。

一人が二役以上こなすマルチ演技



『タイタニック』は数多くの登場人物を限られたキャストが演じます。
一人二役以上は当たり前一人で6役もこなすことになることも。

通信士が一等船客になったり三等船客になったりといった具合です。
どこに誰が出ているのか目を皿のようにしていないと見逃してしまいます。
誰がどこに出ているのか探すのも『タイタニック』を観る楽しみの一つです。

観客は見つける楽しみがたくさんありますが、キャストのみなさんは多様な役を話と歌が合うように演じなければならないのですから大変ですね。

今回私が注目したいのは壮麻スミス船長


今回の『タイタニック』で私が注目したいのは壮麻スミス船長です。

韓国『タイタニック』ではスミス船長がカッコ良過ぎて船長落ちする方が続出、船長の後ろ姿のポスターがかなり出回ってました。

壮麻さんが船長と知り今から楽しみでなりません。
しかし、なぜあんなおじいさんっぽい扮装にしてしまったのか、、
壮麻さんはありのままでも船長らしく見えると思うのですが。



公演日程


2018.10.1(月)〜10.13(土)
日本青年館ホール

●アフタートーク
①加藤和樹・石川禅・鈴木壮麻:(MC)小野田龍之介
②加藤和樹・相葉裕樹・渡辺大輔:(MC)小野田龍之介
③藤岡正明・百名ヒロキ・吉田広大:(MC)上口耕平

2018.10.17(水)〜10.22(月)
梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

●アフタートーク
①加藤和樹・藤岡正明・相葉裕樹:(MC)上口耕平
②栗原英雄・相葉裕樹・渡辺大輔/霧矢大夢・小南満佑子:(MC)菊地美香

●初日お見送りイベント
加藤和樹・小野田龍之介・木内健人・百名ヒロキ・吉田広大

スタッフ


原作:ピーター・ストーン
音楽・作詞:モーリー・イェストン
演出:トム・サザーランド

音楽監督:前嶋康明
翻訳・訳詞:市川洋二郎
美術:伊藤雅子
照明:柏倉淳一
音響:山本浩一
衣裳:前田文子
ヘアメイク:鎌田直樹
ピアノコンダクター・稽古ピアノ:八木淳太
通訳:寺田ゆい
演出助手:陶山浩乃
舞台監督:瀧原寿子

企画・製作:梅田芸術劇場/主催:梅田芸術劇場・ぴあ

チケット


チケット発売日:2018年7月7日(土) ※一般発売

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