『ノートルダムの鐘』名古屋公演 第2回「トークイベント」レポート - 君こそ奇跡

劇団四季ノートルダムの鐘
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12月20日(木)に行われた、『ノートルダムの鐘』名古屋公演 「トークイベント」に行ってまいりました。

「あれは夢?」、はたまた「まぼろし〜?」などと思ってしまうくらいですが、「いえいえ、確かにあのトークイベントはあったはず!」と夢にしないためにも記憶の限りを呼び覚ましレポートいたします。

「今頃ですか?もう間に合ってます」と言われてしまいそうですが、あの奇跡のようなトークイベントをレポしないわけにはいきません。
(時間がかなり過ぎ去ってしまったため聞き違い思い違い等あるかもしれませんがどうぞ大目に見てやってくださいませ。)








登壇メンバー


阿部よしつぐ

相原茜

飯田達郎

清水大星

高舛裕一


司会進行は阿部よしつぐさん。

前半はテーマトーク、後半は質問コーナーでした。

よしつぐさんは小さなツリーを持って登場、セーターのお色がツリーとよくマッチしておりました。
飯田達郎さんは少しオーバーサイズ気味のセーターでお二人ともとってもおしゃれ。

相原茜さんは「いったい何等身なのだろう?」と惚れ惚れするようなスレンダー美女。
清水さんちょっとシャイな感じで素敵でした。
高舛さん独特なのんびりした雰囲気が良いですね、そしてとってもイケボです。

ノートルダムの鐘トークイベントタイムテーブル.jpg
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この日、舞台は驚くほどの熱気に包まれました!

相原エスメラルダと川口フロロー以外の主要メンバーは前回観劇時と同じはずであるのに、本当に同じ作品ですか?と聞き返したくなるほどの熱の帯びよう。

その熱演に引き摺られるように客席も熱くなり、気がつけば無我夢中で拍手しておりました。

出演者の皆さまはきっとそれはそれはお疲れになったことでしょう。
イベント開始が少々遅れたのも無理もありません。

まずは自己紹介から(以下敬称略)


阿部:「好きな言葉は、“今日はワルになろうぜ!”阿部よしつぐです」

相原:「好きな名古屋めしは“ひつまぶし”と“きしめん”相原茜です」

飯田:「実はさらさらストレートヘア、毎回コテで巻いてます。飯田達郎です」

清水:「好きなセリフは“この何週間でだいぶわかってきた”清水大星です」

高舛:「今週の目標はフルーツパフェを食べに行くこと。高舛裕一です」


飯田さんが実はストレートヘア!

これはこのトークイベントで一番のサプライズ情報だったのではないでしょうか?
客席も少なからずどよめいていました。

そして、そんな雰囲気もなんのそのゆるふわな高枡さんの自己紹介がなんだかツボでした。


続いて、

飯田「いや〜急ぎましたね!」

阿部「カーテンコールが、ねっ、おかげさまでたくさんで(笑)」

飯田「茜のダッシュがハンパなかった!俺もシャワー浴びて、髪とかして」


ー 熱く熱を帯びた拍手に応えるように何度も行われたカーテンコール。
舞台のあまりの素晴らしさへの賞賛だったわけですが、次にイベントが控えていると用意が大変なのですね。

ノートルダムの鐘2018年12月20日トークイベント.jpg
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テーマトーク - 相手によって変わる演技


阿部:「『ノートルダムの鐘』はいつ見ても毎回違う感動があると言ってくださいます。これは演出もあるんですが、俳優も相手によって変えていくことを大切にしているからです」


ー 毎回違う感動があるのは、俳優さん同士の相性やケミストリーによってだと思っていたのですが意識して演じられていたのですね。
そして、それが演出でもあることに驚きました。


阿部:「そこでこの人が相手だとこう変わってしまうということを教えてください」

◆ トークテーマ - 相手によって変わる演技 -

まずは阿部さんから

阿部:「茜が相手だとダンプに轢かれたような衝撃がある」

相原:「えぇぇぇぇぇーーーー!」

阿部:「体が大きいってこともあるんだけど、体当たりで演技してくるから、、ダンプにぶつかったような衝撃があるだよ」

次に相原茜さん

相原:「カジモドは日替わりで変わるんですけよ、マチソワの日はその日のうちに変わることもあります」
   「カジモドよって違う反応で楽しいです。TOTW(Top of the World:世界の頂上で)とかカジモドとのやり取りが好きです」
   「最初はエスメラルダが怖かったのが、そこから心を開いて、“エスメラルダ”って呼んでみる、その心の変化がカジモドよって違うんです」
   「達郎さんだと一生懸命言うからもらい泣きしそうになるんです」

ここで阿部さんがTOTWのシーンを説明



飯田達郎さん

飯田:「やっぱりフロローとの絡みですね。オシリ(終幕)に向かうエネルギーが全然違う。いろいろなフロローさんがいて、フロロー“さん”?? “ご主人様”???」

   「今日は川口さんでしたが、川口さん半分僕を殺そうとしてた」

全員爆笑ww

飯田:「『約束しろ!』とかマジでビビる。先週までの野中さんも厳しいです、芝さんもね。でも川口さんは…」
   「もう柵が倒れちゃうんじゃないかってくらい…」
   「最初、親にすっごく怒られた時のこと思い出した」
   「川口さんはめちゃくちゃ来る、だから僕もめちゃくちゃ行く!」
   「名古屋で初めてご一緒したんですが、僕の中で新しい発見がたくさんあった」

そこで清水さん

清水:「あのね、僕も今日川口さんと初めてだったけど、トプシーのところとか殺そうとしてる」


みなさ〜ん、とりあえず川口さんは殺しに来てるらしいですよ〜(笑)


最後に高舛さん

高舛:「カジモドの頭の中のイメージ、存在なので、カジモドによって変化します
   「TOTWのとことかも“カジモドほらっ”ってとこも、“(優しく)カジモド、ほらっ”って言うんですけど、達郎の場合は早く言えって思ってしまって“カドモドほらっ!!”って」

   「聖アフロディジアスのところも、他のカジモドだと諭すように言うんだけど、達郎だと“魔除けだぁぁあ!彼女からもらったんだろぉぉぉお!”って」

これには達郎さんも苦笑い(笑)

ノートルダムの鐘トークイベント2.jpg
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◆ トークテーマ - 名古屋公演から変更された点(演出) -

阿部:「名古屋公演に向け海外クリエイティブスタッフが来てお稽古がありました。とても濃い内容で」
   「(ということで)演出で変わったところを教えてください」

まず阿部さんから

阿部:「冒頭の “アーアーアー” のとこ、みんながグレーローブ着てるシーンですが、(クリエイティブスタッフから)15世紀の亡霊を呼び寄せてくださいと言われたんだよね」
   「それまではキレイに歌えばいいとこかなって、今はめっちゃ霊を呼び込んでるんですよ」
   「もう舞台上は霊だらけ!」

ー どうやら『ノートルダムの鐘』の舞台上には15世紀の亡霊が集結してるようです。(汗)

阿部:「でも呼び込んだ霊いつ帰すのか言わずに帰ったんだよね、霊いっぱなしじゃね?」
   「それでみんなで話し合って、いつ帰すべきかなって」
  
   「それで最後のシーンの “ハァー” で上に戻っていく、僕らはそう思って演じてます」

飯田:「カジモドは、あの “ハァー” のところで、永遠の流れの中にカジモドを戻す、って言われた」
   「流れの中に戻れるよう背中を押す感じ」


ー 永遠の流れの中で、たまたま名古屋の舞台上に15世紀の亡霊が集まっている、その中にカジモドもいるということでしょうか?
取りあえず亡霊さんたちにはお帰りいただいているようで安心しました。(笑)

その後も、名古屋公演から変わった点について次々とお話が出ました。

高枡:「聖アフロディジアスの首の角度が変わった」

相原:「タンバリンのリズムのフリがマイナーチェンジ」

飯田:「 “無理だよー” シーンで一斉に止まる、前は “ガラガラぴた” だったのが今は “ガラガラカーン” と余韻が残るようになった」
   「カジモドの独り言の内容な決まっていない」
   「 聖アフロディジアスは覚えているけど言えない、ではなく覚えてない」
   「フロローは人間的になった」


ー こういった調整を行うことで、さらにさらに深みのある舞台に深化したのですね。



◆ トークテーマ - 何回観ても知らないネタ -

阿部:「何回観ていても知らない、マニアックなネタをお話しします」


ー と、阿部さんがいきなり舞台中央、舞台端に進み出られたかと思ったら、床をバーーン!!と踏み鳴らしたではありませんか。
その場でトプシー・ターヴィーのワンシーンを実演。

阿部:「ここね、いつも踏むとこなんですけど、スタッフが心配してここだけ鉄板入れたんです」


ー またまたバン!バン!と床を踏む音の違いを聞かせてくれる阿部さん。


飯田:「横から見てて、バン!ってやった時、焼肉の鉄板みたいに浮いてるの見て大丈夫かよ?って思ってたんです」

阿部:「知ってる、それ楽しんでたんだけど、鉄板が入ったから足がいたいくらいで」


ー それを聞き、よしつぐさんがバン!と踏み、その勢いで焼き肉の鉄板が舞うごとく、飛び跳ねるタイルが見たいと思ったのは秘密です。
それにしても、ああ、よしつぐさん、なんてカッコ良いのでしょう。


相原:「トプシー・ターヴィーのシーンで、ジプシーが3人群衆に紛れこんでいます。いろいろなところでエスメラルダとアイコンタクトしているので今度見てください」

高枡:「ユゴーのこといろいろ調べたんですけど、降霊術に凝ってたらしくて、日本のコックリさんみたいな、それでシェイクスピアを呼び寄せて戯曲を書かせようとしたらしいです」

清水:「『ノートルダムの鐘』は、そこに居合わせた会衆が劇を演じる設定。フィーバス役をやっている人がフィーバスについて語るシーンが何度もあるんですよ。フィーバスがフィーバスについて語るっていうのがおもしろい」

飯田:「フィーバスが『エスメラルダの居場所に案内してくれた者に金貨2枚』って言ってる時、8枠の兵士だけ刀をしていないんです」
   「なんでかっていうと8枠はスパイだからです。だからよく見ると売春宿の娘さんに耳打ちしてる。エスメラルダを探してるってもうわかってるから先に逃げることができてる」

飯田:「見る人によって見え方が違ってくるっていうところがこの作品のすごいとこです」




◆ ここから質問コーナー

■Q1-無人島に連れて行くとしたら誰ですか?

阿部:「クロパンかな、強そうだし」

相原:「クロパンかな、生命力強そうだし」

飯田:「カジモドは連れて行かないかな…。クロパンかななんでも作れそうだし」

清水:「フィーバスなので… エスメラルダです」

ー 会場大歓声!


■Q2-役に入るスイッチはありますか?

阿部:「15分前に暗闇を見つけて自分の暗い部分を引出します」

清水:「剣に触れると」

阿部:「舐めるの?」

清水:「舐めない!剣に触れるとスイッチが入ります」

飯田:「カジモドになるシーンで、髪をくしゃくしゃっとして、足をパキンって折るんです。このパキンとする瞬間に一緒に呼吸してるんです。降ろしてきたカジモドの霊を入れてるんですね」


■Q3-カジモドは手でおしゃべりしてることが多いですが手話の勉強をされてますか?

飯田:「してません」
   「フロローのやったことを真似ることはしてます。いろいろやってます」


■Q4-職業病かもしれないと思うことはありますか?

阿部:「出演中は殺気立ってるかもしれません」
   「クロパンならどうするか常に考えてます。『この信号クロパンなら待つかな?』とか」

高枡:「あえて忘れる日作ります。この日は完全に忘れるぞって日」

相原:「すっごい悲しいことがあってもラッキーって思っちゃう。お芝居の中に活かせるから。だから悲しいことがあっても乗り切れちゃう」

飯田:「映画観た時とか芝居を見ちゃう。これ言わされたなとか、何回撮りなおしたのかなとか、このアングルで来るか〜とか、昔テレビ局でADやってたもので」

清水:「舞台の上で相手の目をしっかり見ているからなのか、外に出ると目を見れないです」


■Q5-これこそ奇跡って思ったことありますか?

相原:「私実は双子で、もう一人が名古屋の公演に来てて、今日彼女は東京への移動日で、今日観に来てくれたんです。これ奇跡かなって」

清水:「綺麗事かもしれませんが、舞台に立たせていただいていることに感動しています」

高枡:「本会に行ったら972円で、小銭見たら972円あって、キレイにあっててスッキリしたっていう〜」

飯田:「ツアー中自販機のジュース買う時に後輩が買おうとしてて、当たり付だったから『ちょっとまって俺が当ててやるから』って一発で当たりだすとかクジ運強いんです。ガラガラ回すやつとか一発で温泉旅行当てちゃったりとか」
   「で今ジャンボ宝くじプチかったから当たったらみんなでうなぎ食べに行こう」


ー 飯田さんかなり強運の持ち主のようですね。
これだけ素晴らしい作品で主役をされているだけあって持ってますねー

本当はもっともっとたくさんのことをお話しくださったのですが、あまりに長くなってしまうためかいつまんで紹介させていただきました。

最後に、阿部さんが「みなさんとの交流はとても素敵な時間です。ありがとうございました」との挨拶があり、みなさん手を振りながら退場されました。

2018年12月20日キャストボード.jpg
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今回の公演で大きな収穫を得ることができました。

出演者が変わることで作品の印象がこれほど大きく変わるとは!
『ノートルダムの鐘』が飽きることなき魅力を持つ作品であることが良くわかりました。


そして、カジモド役:飯田達郎さんの魅力を改めて認識した次第です。

実を言いますと、ファンの皆さまが『絶世の美青年だ』と言われているのを耳にしまして、「ちょ、ちょっと待ってください。確かにイケメンだし素敵な方ではありますが『絶世の美青年』かというと素直に頷けないな」と、思っていたのです。

ところが、今回の公演で認識が一変いたしました。
終演後、コブを降ろし、墨を拭い取り、こちらを振り向いた姿の神々しいこと、神々しいこと。
照明の具合もあったとは思いますが、うっすらと光のベールをまとい、蒸気した顔でこちらに視線を投げかける姿に、「なんて美しい方なのだろう!」と思わずにはいられませんでした。

これまで何度もその姿を見ているファンの皆さまが、『絶世の美青年だ』と言われるのは当然かもしれません。

質問コーナーで、「これこそ奇跡って思ったことありますか?」との問いに、かなり考えあぐねていた飯田さん。
その耳元で「あなたこそ奇跡です」とそっとお伝えしたくなったのでした。

ある有名なバレエダンサーが「一生懸命にやると、命が削れるんだ、削れたものがキラキラ光るんだ」と言われていましたが、まさにそれをこの目で見たのだと確信いたしました。

終演後の「トークイベント」でも、まだ熱気冷めやらぬ面持の飯田さんの周りには先ほど削れた命がキラキラと舞っているように見えたことをお伝えしてレポを終えさせていただきます。

(知)


今後のイベント


★>バックステージツアー★
【一般】3月20日(水)13時30分公演
【会員】4月11日(木)13時30分公演

★みんなで歌おうノートルダム★
4月4日(木)13時30分公演
【一般公開】人数制限なし

★サンクストークイベント★
4月17日(水)、26日(金)
各13時30分公演
【一般公開】人数制限なし

★5月19日千秋楽決定!



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